『“モチベーションは上げるな!!”業績を上げる活性化した組織創りの秘訣』
【第2回】 『活性化した組織創りを行う際のポイント』
連載第1回目では、“活性化した組織にみられる3つの組織特性”に関して書かせて頂きました。この「組織特性」を有した組織を形成していくためには、大きく3つのポイントをおさえて施策や取り組みを行う必要があります。
そのポイントとは「ビジョン」「コミュニケーション」「スキル・能力・行動」です。
この3つのポイントは、経営学者であるチェスター・バーナードが提唱した“組織成立の要素”に準えられます。このポイントが、それぞれ適切に機能している組織には、「組織特性」が担保されており、業績を押し上げる組織としての素地が形成されています。

1- ビジョン
会社の進む方向性や目的・目標を明示し、共有することを指します。この「ビジョン」とは、経営者(または管理者)が従業員に対して指し示す「ビジョン」はもちろんのこと、各従業員が有する「ビジョン」も明確にし、それぞれの「ビジョン」の重なり合いが大きくなることで、適切に機能します。2- コミュニケーション
互いの状況や状態、また意思の伝達を行うこと、またそれらの活動を通して、互いの信頼関係をより強固なものにすることを指します。この「コミュニケーション」は、一方的に行うのではなく、分け隔てなく、相互間で柔軟且つ円滑に行い、相互間での理解を促進することで適切に機能します。
3- 「スキル・能力・行動」
与えられた役割に対して、「スキル・能力・行動」を不足無く有し、発揮していることを指します。この「スキル・能力・行動」は、期待値と発揮状況に齟齬が無いかも重要になり、それらの齟齬を解消していく取り組みもまた重要です。
この「ビジョン」「コミュニケーション」「スキル・能力・行動」を適切に機能させることで、「組織活動への自発性」「環境変化への適応性」「成果創出への再現性」といった3つの組織特性が担保され、組織を活性状態に導くことができます。この「ビジョン」「コミュニケーション」「スキル・能力・行動」は何れが欠けても、組織は活性化状態にならず、欠けている部分また不足がある部分がボトルネック(活性化状態の上限)となり、その欠けている部分、また不足部分に依存した組織の活性状態となります。
つまり、「ビジョン」「コミュニケーション」「スキル・能力・行動」は、それぞれを適切に且つバランスよく、高い次元で融合・機能させていくことで、組織を活性化に導くことが出来るのです。
(編集:丸山智紗子)
- 藤岡 淳一
- 株式会社アクティブ アンド カンパニー
- ソリューション本部マネジャー
1976年生まれ、兵庫県出身。関西大学大学院卒。
2007年、大手人材総合サービス会社を経て入社。コンサルティング事業本部コンサルタント→シニアコンサルタントを経て、多数の人事制度・人材育成・組織風土改革プロジェクトを経験。現在は、ソリューション本部マネジャーとして、数多くのクライアント課題解決に務める一方で、新商品・サービス開発にも携わる。
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