日本のテクノロジーカンパニー訪問レポート

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セキュリティソフト国内No.1を誇る「ウィルスバスター」、その優位性を創り出すさまざまな理念や風土

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トレンドマイクロ株式会社

■2.5秒に約1件!膨大に発生するウイルスを迅速に「指名手配」し、「ブラックリスト化」

セキュリティソフトを提供する上でもっとも重要な作業は、インターネット上に無数に散らばる不正プログラム(ウイルス)や有害サイト等の、いわゆる「Webからの脅威」に関する情報を収集し、リスト化することです。そして利用者のコンピュータにWebサイトやメールを経由してそれらウイルスなどが侵入しようとした時、そのリストと照合し、脅威を発見・対策をするというわけです。

それは本多さんの言葉を借りるなら、「指名手配犯のブラックリスト化」作業です。

しかし驚くべきはその量。現在Webからの脅威は、2.5秒に1つ生まれているといいます。

そのため、開発にあたっては何よりもその圧倒的なボリュームに対処することが求められます。そしてどの犯罪にでも言えることだと思いますが、まさに「いたちごっこ」。数の増大とともにその悪質さも高度になってきています。

そんなウイルスはどうやって発見するのでしょうか?

その一つが「落とし穴を仕掛けてあげること」だそうです。専門用語でいうと「ハニーポット」。「ごきぶりホイホイのようなもの」のことだそうです。

対応としてはネットワーク上に、「おとり」として少しガード(セキュリティ)の甘い状態、つまり、セキュリティソフトが入っていなかったりOSの修正パッチを適用していないPCを用意しておく。そしてそこに入り込んできたウイルスを解析し、その特徴をリスト化して「指名手配犯」として判別するのだそうです。

言葉にすると単純ですが、実際にはかなり奥が深そうですよね。この作業はフィリピンに設置されている同社のウイルス解析・サポートセンター「TrendLabs(トレンドラボ)」を中心に全世界1000人体制で行われているそうです。

また少し驚きですが、2chの書き込みなどマニアな人が発信している情報も注視しているそうで、そのチェックをする担当の人もいるとのことです。