ネオキャリアは2000年に設立された、まだ若い人材ベンチャー企業です。
起業家精神をもった社員が集まったネオキャリアでしたが、設立当初は業績が低迷していました。社員一人ひとりの方向性の相違により全体のパフォーマンス力が落ちていたんですね。
その後、現社長の西澤が社長に就任し、会社の経営理念を定めることを最優先に経営に取り組みました。
そして会社の目標が明確に示されたことにより社員の力は結集し、業績も順調に伸長するとともに、「社員の価値観共有」や「会社文化の醸成」に重きを置く社風を生み出してきたんです。
まずは中途の人材紹介にはじまり、その後、お客様の要望も多くなったこともあり、新卒の採用支援 サービスをスタートしました。
そして「文章だけでは経営者の想いは伝 わってこない」という声から、動画も見られる就活サイト「ネオナビ」(現「ネオキャリア就職ナビ」)。
「企業側からの一方的な説明に終始している」という声から、リアルにコミュニケーションを取ることができる就活イベント「ベンチャー@LIVE」(現「就活@LIVE」など、新しいサービスを次々に立ち上げました。
このように、常にお客様のニーズに応えるという切り口からビジネスを広げて来たのが特徴です。
昨今の不景気の影響により、求人の絶対数が減少していることは確かです。しかし一方で、こういう時期だからこそ採用を強化する会社があることもまた事実です。
そういった会社にしっかりとアプローチしていくこと。同時に、採用に消極的な会社には新しい血を入れることの意義をプロ視点から提案していくことが大切ですね。
弊社では、「採用の成功」は、本当の到達点ではないと考えます。人材の採用から定着、育成までを一連の流れとして捉え、そして最終的には「企業の成長につながること」、これが真の目的であるはずです。
そうであれば、「企業成長」を生み出すサービスの提供こそが、人材ビジネスの本来の役割と考え事業に取り組んでいます。
社員一人ひとりがトップの考えを自分の言葉で表現できる会社
私どもを木に例えるならば幹にあたる部分、根幹をなす部分が、「クレド」です。
クレドとは、ミッションを実現させるため、社員が守るべき価値基準・行動指針のこと。そして同時に、代表西澤の強い想いでもあります。
全メンバーは常にこれを意識しながら日々サービスの提供に努めています。クレド実践のために、毎日「クレド朝礼」を開催。それぞれが見た・聞いた良い行いを発表し、お互いの意識を高めあいます。
さらに、週に1度「ウィークリーベストクレド」を選出、表彰。賞賛すべき事例を社内全体で共有することによって、更なる良い行動の伝播を導きます。
「共有」という点では、「社内図書館」も特徴的な取り組みと言えるかもしれません。各々本を持ちより、社内図書館に寄贈、社員が自由に閲覧・借用できるというものです。
本にはいつ誰が読んだのかという履歴が残るようになっているので、ビジネスでの活用はもちろんのこと、社員間のコミュニケーションにも一役買っています。
社員研修についてですが、私どもは新入社員のみならず、内定者との関係にも力を入れています。事例を紹介すると、今年の内定式は社員総会と一緒に行いました。社員総会は、社員の表彰などが行われる場。
活躍を見せた社員はみな輝いているものです。そうした場に立ち会うことによって、内定者は入社後の姿を具体的に描き始めることができるようになったと言います。
「自発的に行動する」という言葉の実践として、30分の持ち時間の中で内定者の自己紹介も行われました。
また、内定者は、大学3年生を対象に行うインターンシップのプログラム制作にも携わります。自分たちの経験をもとに、昨年度のインターンの問題点・課題を追究。さらに実りあるインターンを開催できるよう、積極的に取り組んでいます。
女性が働く環境としても、当社は非常に働きやすいといえます。良くも悪くも性別が仕事に影響していると感じたことはありません。
2002年に入社した私は、女性の総合職第一号でした。そのため、出産・子育てなど特に女性に向けた社内制度の整備に関して、法定基準をクリアすることはもちろんのこと、必要に応じて臨機応変に構築していくことができました。
企業、特にベンチャー企業で重要なことは、社員がビジネスを楽しみながら主体性を仕事に取り組んでいくこと。同時に、トップの考え方が社員に響いているということです。
社員一人ひとりがトップの考えを自分の言葉で表現できたら素晴らしいですね。そういう人間同士が惚れあえる環境に居れることが素敵なことだと思います。
<取材・文> 大関千尋(立教大学メディア社会学部3年)







